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大規模な保存修理工事が行われている道後温泉本館で工事のために建物を覆っていた鉄骨の解体作業が13日夜から始まります。松山市は、作業を行う夜間、周辺道路の通行規制を行うとして協力を呼びかけています。
国の重要文化財に指定されている道後温泉本館は、老朽化や耐震対策のため4年前から大規模な保存修理工事が行われていて、今月から、建物を覆っていた「素屋根」と呼ばれるシートなどの撤去が進められています。
このうち、シート部分の撤去を終えたため、松山市は13日夜から鉄骨部分の解体作業に順次、取りかかることにしています。
道後温泉本館では、一部で営業を続けながら工事を進めているため、安全を確保する必要があるとして鉄骨の解体作業は夜間にのみ行うということです。
解体作業は、▼本館の西側が13日夜から今月20日の朝まで、▼東側など残りの部分が20日の夜から来月15日朝までの予定で、作業にあわせて周辺道路の通行が規制されます。
具体的には、今月20日の朝まで北側と西側の市道で車の通り抜けができなくなるうえ、南側と東側の県道は片側通行になります。
また、20日の夜からは南側と東側の県道で車と歩行者のいずれも通り抜けができなくなります。
松山市は、来年7月の全館での営業再開を目指し、計画どおりに工事を進めるため解体作業を行う期間中、回り道などをするよう協力を呼びかけています。

道後温泉本館 13日夜から鉄骨解体 通行規制に協力を|NHK 愛媛のニュース