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https://news.infoseek.co.jp/topics/151025jijiX336/ 日韓防衛交流が再開=「歴史」依然ネックに
時事通信 2015年10月25日 14時2分配信時事通信
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日韓両政府が防衛当局間の交流を再開させた。
20日にソウルで行われた日韓防衛相会談では、人的交流などの強化で一致。海上自衛隊と韓国海軍による共同訓練も行われた。
ただ歴史認識をめぐる対立は防衛交流にも影を落としており、協力進展には首脳間の信頼醸成を要しそうだ。
「幅広い分野での協力、交流の推進で一致し、両大臣間で信頼関係を深めることができた」。
中谷元防衛相は23日の記者会見でこう述べ、日本の防衛相として約4年9カ月ぶりとなった訪韓の成果を強調した。
韓民求国防相との会談では、相互訪問の実現に向け、来年の訪日も要請している。
こうした動きは制服組でも進んでいる。
斉藤治和航空幕僚長も20日、ソウルで空軍参謀総長と会談し、将官レベルの交流を進めることで合意。
また、18日の自衛隊観艦式には韓国軍艦が初参加し、翌19日には房総半島沖で海自と共同で捜索・救難、戦術運動の訓練を2年ぶりに行った。
停滞していた防衛交流が活発化した背景には、両同盟国間の関係改善を求めていた米国の存在がある。
韓国も朴槿恵大統領の訪米に合わせ、柔軟姿勢を示し始めた。
近隣外交を意識した中谷氏の積極的な働き掛けも奏功したとみられる。
ただ、具体的な協力実現にはハードルがある。
中谷氏は20日の会談で、北朝鮮の脅威を指摘した上で、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)と物品役務相互提供協定(ACSA)の締結を呼び掛けたが、
韓国側は慎重姿勢を崩さなかった。