保守党の候補が賭博委員会の捜査を受けるのは、サンダース氏で二人目。
議会でスナク首相の側近を務めていたクレイグ・ウィリアムズ氏には、選挙が7月に実施されることに100ポンド(約2万円)かけた疑いがかかっている。
賭けは首相が公式に選挙日程を発表する3日前に行われているという。
先週ウィリアムズ氏はBBCの取材に答え、「大きな判断ミスを犯した」として謝罪。賭博委員会がこの問題を調べていることを認めていた。
19日には、首相の警護を担当していた警察官1人にも調査が及んだことが報じられた。
ロンドン警視庁によれば、現在職業上の基準の観点から調査が行われており、当該の警察官は職務から外れているという。
野党・労働党は一連の疑惑について、保守党で常態化する縁故主義の最新事例でしかないと批判。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の時期、
政府からの大口の契約を保守党とつながりのある人々が受注していたケースを引き合いに出した。
保守党は19日、SNSのX(旧ツイッター)に「労働党に賭ける」選択への警告として回転するルーレットの動画を交えた内容を投稿。
しかし党関係者が選挙日程を賭博の対象にしていたとの疑惑が浮上すると、20日に投稿を削除した。