
パリで新潟米「おにぎり」熱々 “本物”の信頼、手軽さで魅了 専門店人気に
1個680円でも常連客
海外で和食への関心が高まる中、フランス・パリでは、新潟産米を使った“おにぎり”専門店が人気だ。佐渡市の農家らが輸出する鮮度の良い米を使い、小ぶりでかわいらしい形に仕上げる。
1個(60グラム)4ユーロ、約680円(1ユーロ=約170円で換算)でも常連客は「日本産の本物を使い、手間をかけて作っているので信頼できる」と通う。農家は「1万キロ離れた国で喜んでもらえて、生産に張り合いが出る」と手応えを語る。
高級住宅街とビジネス街が混在するパリ6区に2021年にオープンした、おにぎり専門店「O-Kome」には、幅広い年齢層の消費者が切れ目なく訪れる。店内には洋菓子店のようなショーケースに、彩り豊かなおにぎりが並ぶ。23年には2店舗目も開店した。
具材はレギュラーメニューとして「梅しそ(菜食主義者対応)」の他、大葉とサンショウが利いた「焼きみそ」、牛肉とニンジンを混ぜ込んだ「そぼろみそ」の3種類を用意。厨房(ちゅうぼう)では日本人スタッフが調理に当たる。
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