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すると、午前11時50分頃に、出口秘書がわたしにスマートフォンの画面を見せて、惨事を知らせました。
わたしは短く考えてから、聴衆である主権者・国民のみなさんに第一報を知らせたうえで、
「安倍さんはきっと戻ってくると信じます」、そう話ししているとき、あの背格好の気配がまずわたしのすぐ背後に現れました。
わたしは聴衆のみなさんへ発している言葉とは裏腹に、胸の裡(うち)では『あっ、これは、もう駄目じゃないか。別れを告げに来られた』と無言の大声で叫びました。悲痛苦の思いが噴き出ました。
すると次の瞬間、気配はわたしの右横に回り、その朝に機内で見た笑顔そのままに微笑んで、凄まじい速さで斜め上に飛び去って行かれました。
西武3線、飛来物で運転見合わせ 再開に9時間超、24万人影響
https://www.sanspo.com/article/20220708-H3XTM7PVERIG5OX57BVGLTWNT4/
(おわり)