日本記録保持者で世界ランク１位の戸辺直人（２７）＝ＪＡＬ＝が２メートル２６で敗退する波乱があった。２メートル２９を３回失敗してまさかの終戦。
戸辺は「調子は良かったし、決勝に行けると思って試合をしていた。悔しいし、残念としか言いようがない」と落胆した表情。
今大会に向けては順調に調整をこなして自信を見せていたが、決勝進出圏内の上位１２人に入れずに終わった。
戸辺は今年２月に日本記録の２メートル３５を樹立。
最高峰のダイヤモンドリーグを転戦し、最新の世界ランクでも１位。
今大会でもバルシム（カタール）らとともに、優勝候補の一角にあげられていた。
「来年は五輪があるので、本番で自己ベストを出せる調整力が必要になる」と気持ちの切り替えを図っていく。
日本勢は佐藤凌（２５）＝東日印刷＝が２メートル２２、衛藤昂（２８）＝味の素ＡＧＦ＝も２メートル１７と伸ばせず、３人全員が予選で姿を消した。
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