
「働くしかない」「まさか78歳になって…」年金 生活の実情は
2019年6月19日 21時48分
国は65歳以上の高齢者がどのように収入を得て生活しているのか、毎年その実態を調査しています。
厚生労働省の「国民生活基礎調査」によりますと、高齢者のみの世帯の1年間の平均所得は、
平成29年の調査で退職金などを除いて318万円でした。
このうち、
▽公的年金は211万円で平均所得の66%、
▽働いて得た所得は70万円で22%、
▽仕送りなどが17万円で5%と、公的年金以外も生活の糧となっていることがわかります。
公的年金だけで生活する世帯は全体の52%と半数余りとなっています。
一方、サラリーマンなどが加入する厚生年金の額は年々減少が続いています。
厚生年金の月額の平均は、平成19年度では16万1059円でしたが、平成29年度では14万7051円と1万円余り低くなりました。
62歳男性「働ける間はとにかく働くしかない」
都内の警備会社に勤める小山禎二さん(62)は51歳の時に今の会社に就職し、一日およそ8時間で週6日働いています。
手取りは月20万円から25万円ほどです。
大学を卒業したあと、主に営業職の正社員として働いてきた小山さんは、15年ほど前に姉と犬のトリミング店の
経営に乗り出しましたが、不況の中で人件費もかさみ、店を閉めました。
正社員時代の蓄えは無くなり、税金や社会保険料およそ100万円を滞納したため、車を手放して支出を切り詰めるとともに、
求人が多かった今の警備の仕事を選び、おととし、ようやく滞納分を完済しました。
このため貯蓄はほとんど残っていないといいます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190619/k10011960921000.html