「支那」ということばがつくことによって,「支那そば」という食べ物は,侮蔑的な,あるいは差別的なまなざしを向けられかねない「徴つき」の存在になるわけですが,
じつはそもそも「そば」というものが,すでにあやしげな気配をただよわせる「徴つき」の存在でした。
いや正確に言うと,“そば屋”という場所自体が,あやしげな性愛空間として人々にイメージされていました。
国立の国際日本文化研究センター教授で,“美人研究家”などとも言われている奇才・井上章一さんが,
『愛の空間』(1999年)の第三章「ソバ屋のできごと」で詳細に論じているように,
かつてのそば屋は芸妓との情交をするための待合や男女がむつみ合うラブホテルのような機能も合わせ持つ飲食店だったのです。
もちろんちゃんと食事をすることもできたわけですが,「そば屋の二階」という特異な空間があることで,
そば屋といえば常にあやしげなイメージがつきまとうことになりました。
「そば屋の二階」というのは,便利な空間です。
男女であがりこんで注文の品を出してもらったら,あとは手をたたいて呼ばない限り,店の人間は誰も二階へはあがってこなかったそうです。
席料などは必要ないわけですから,男女がいちゃいちゃするにはうってつけの空間です。
ですから,天ぷら屋でも汁粉屋でも二階の座敷があれば,同じような機能を果たすことがあったらしいです。
そういう飲食店の代表選手が「そば屋」だったのです。
そして,時代や地域によって,また店ごとに利用のされ方はさまざまだったようですが,
なかには売春宿同然の“営業形態”をとっているそば屋もあったようです。
たとえば,井上章一さんが紹介している小林多喜二の「滝子其他」(1928)には,次のような描写があります。
「……どうしてこんな所にいるの。」 男はまんとの襟のあたりをいじりながら、きいた。滝子はちらっと男の方を見た。
「ここはね、越後屋っていうソバ屋でしょう。分かる? 貴方の商売はなに?…裁判所の方?…市役所の方―戸籍係?」 男は独り言のように口の中で何か言った。
そしてソワソワして立ち上がった。滝子は見向きもしないで、「どうするの?」ときいた。「君…こんな商売いやだとも思っていないのか…本当の、いい生活をしたいという風な…。」
男は顔を真っ赤にして早口に言った。「もう、連れの方は×××。ここに×××してるんだもの、×××××××?」
滝子のセリフに使われている×××の部分は伏せ字です。
どんなセリフが入るのか,おわかりの方は教えて下さい。
そば屋の二階と伊藤整
もうひとつ。伊藤整の「若い詩人の肖像」(1956)には,次のような叙述があります。
根見子は、蕎麦屋へ行くことを提案した。蕎麦屋というのは、この地方で淫売屋の異名であり、町のある部分には蕎麦屋のノレンをかけた船員相手の淫売屋が何軒も続いていた。
でも、そんな家でない本当の蕎麦屋もあるらしい、ということが彼女の話で分かった。
舞台になっているのは,1920年代の小樽です。はっきり「淫売屋」と書かれています。
「私」が「本当の蕎麦屋」と言っているのが何だか笑えますが,このあとそこで二人は“二階”にあがりこみます。
https://blogs.yahoo.co.jp/nonakajun/48967763.html ギシギシアンアン聞こえる下で蕎麦食べなきゃいかんの?
茶屋・料理屋で個室のあるとこは
そういう場所だったんだよね。
池波正太郎の鬼平犯科帳読んでたら知ってるだろ
兎忠がお汁粉屋で乳繰りあう描写がある
へー、知らんかったわー
昔の日本はホントおおらかな時代だったんだねぇ〜w
二階が丸窓になってる古臭い建物はその名残なんだろうな
地方の小さな町で蕎麦屋が女の子紹介機能あるって、聞いたことあるぞ
流石に中ではいたさなかったが
タイのソープランドに近いかもしれん。金魚鉢の女の子を眺めながら、飲み食いして
気に入ったのいたら、そのまま。どっちかつぅーと飯を楽しむ感じ
これはおもしろい
蕎麦屋が変に「粋」とともに語られやすいのはそれなりの背景が
あったんだな
ゴールデンカムイでそば茶屋とかが娼婦宿として経営してて本物の蕎麦屋見つけるのが苦労するとかなかったか?
つるとんたんにはお風呂あるけどそういうこと?そういうことしてる人がいるの?
セックスすれば腹が減るから飯とセットになるのは当然
セックスも食事も副交感神経系の体の働きだからセットだろうな
>>12
人口爆増する中でラブホみたいな施設とかなんもねえんだからしゃあない つまり昼まっから時間あわせてこっそりいとまごいして
何発もやって中に精子残したまままた
奉公先でけろっと働いてたのか
エロいな
>>8
そういうイメージ
お食事処(休憩室あり)みたいな 冒険者ギルド(酒場で宿屋で仕事も受注できる)みたいな中世ファンタジー施設もそういうことだったのか
>>27
お客様 そういったことはやめてもらえます? 中国はホテルのことを酒屋、飯店って言うけどそれに近い感じ?
今でも歓楽街に飲食店が多いのと
同じやろ
江戸時代から同伴システムのようなものが
すでに存在していた
風呂屋も男前の三助が女の客とやるのが当たり前なんだけど
嫌儲で知ってるのは俺だけだろうな
>>42
まあ考えてみれば、古今東西金さえ払えば恋愛もいたすも自由、なんていう施設の方が少ないわな 祇園の舞妓や芸妓が蕎麦屋をよく使うのもその名残か?
団子屋も射的屋も全部そうだったってタモリ倶楽部で見た
ラブホみたいな専用施設を作れば
お上にけしからんと取り潰されるからな
見るからにいかがわしい場所だとしても
体裁上は蕎麦屋や団子屋という形にすれば
目溢しされた
江戸時代辺りなんて蕎麦屋以外でも食いもの屋みんなそうだっただろ。
で、いわゆる老舗蕎麦屋で
もともとそういう性格の店だったのが、ある時点から純然たる
飲食店になった、
っていうの具体的にここだとか挙げられるの?
つーか蕎麦屋だけじゃなくて飯盛り女は売春婦も兼ねてたから
天外魔境ZEROであったな
あれは団子屋だったような
それで昭和まで飲食店の女店員のけつなでる描写が普通だったのか
昭和で赤線とかきっちり分けられてそれも禁止されてから
一応飲食店ではやらなくなったんじゃないの
やっぱ汚くて安いラーメン屋はそういうところだったんか
今度ばあちゃんに抜いてくれって頼んでみよう
援助交際なんて今に始まった話じゃ無かった
ってことやな
日本の女の股の緩さは日本の伝統w
風呂屋の二階でソバヤソバーヤ ってそういうことだったのか
タモリ…
>>61
ぶっちゃけ違うと思うぞ
飲食店から出発した場合、ある程度人が集まってくるという状態が
続かないと、「手を広げ」ないと思う
江戸時代の前ぐらいから発達した
茶屋という業態も、最初は本当に茶を出すだけだったが、
給仕係が次第に「看板娘」に変質し、その看板娘に性欲を感じる客が
出てくるようになると、ゆるい時代のことなので、
段々と一線を超えることが普通になり、そして、風俗業としての比重の
方がついに上になってしまった つまり蕎麦を音立ててすするのは
バキュームフェラと関係が有ったんだよ!
花の慶次でも奥村が妹を茶屋に呼び出したときも「たとえ兄妹といえども男が女を呼び出していい場所ではなかった」とかいう解説があったよな
老舗蕎麦屋の3代目あたりでドヤ顔してる奴はそういう家の奴ってことか
昭和30年代ぐらいだったと思うが、郵便局で売春してて摘発されたことがあったそうな
それとなく話をもちかけてきて交渉成立すると郵便局の2階に行く
たしかに老舗蕎麦屋って2階建てだよね。そばを食わせるのは1階部分だけだけど。
まあ持ち家であって店主一家が2階で暮らしてるからなんだろうけど
川崎堀之内とか、ちょんの間がつぶれた後、2階建てのカウンターバーみたいなのが出来たりするだけど、先祖返りな訳やね。
>>36
それで、筆下しなんて言い方が出来た訳か。 >>36
まじかよ
俺の生まれたとことんだ部落だわ 早稲田のこの前閉店した店も
二階でいろいろやってたらしいな
ラビットハウス(性欲の強い哺乳類のハウス)
これって…
山岡「明日もう一度来てください本当の蕎麦を食べさせますよ」(意味深)
日本にある○○飯店という屋号の中国料理店で宿泊出来る処はあんの?
>>24
女給の居るカフェーは風営法許可が必要だからなw
メイドの居るカフェは何故か野放し お前らの話を総合すると二階は総じてやり部屋スペースだったって事だな
逃走男にしては良いスレだな
蕎麦はひきぐるみ使うと精がつくしな
俺は卵でつないだ蕎麦作り翌朝ギンギン
なお童
蕎麦屋って言うか基本的に宿場町やら岡場所の飯屋の大概はそんな感じだろ
江戸町民的には蕎麦切りは店舗よりも屋台の方が馴染み深かったろうし
第二次大戦前までは、すし、天ぷら、そばは屋台でも食べられるものだったんだよね。
アメリカの衛生当局の指導で、戦後は屋台は禁止された訳で。
なので、あえて店舗で、しかも2階で食べるということに、特別な意味が有ったのかもな。
そういう場所に誘われた女も覚悟してるだろうし、まだお嫁に行けない身体なんて言葉が有ったころは、そういうところに行くだけでも厳しく叱られたんだろうね。
今じゃコンビニの2階がイートインコーナーになって、JKが寛ぎまくってるけど。