
2018年の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)は14日までの11日間、構成資産がある長崎、熊本両県で現地調査を行った。
潜伏キリシタン関連遺産は、現存する日本最古の教会で国宝の「大浦天主堂」(長崎市)など12資産。当初は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として16年の登録を目指したが、イコモスから「禁教期に焦点を当てるべきだ」と指摘を受けた。政府はいったん推薦を取り下げ、構成資産などを見直して再推薦した。
4日からの調査で、オーストラリア出身の調査員は全ての構成資産を訪れ、保全管理の状況などを確認。地域住民らと意見交換した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170914-00000108-jij-soci