
アメリカのトランプ大統領は、3日、鉄鋼製品とアルミニウムに課している追加関税を今の25%から2倍の50%に引き上げるとする文書に署名し、日本時間の4日午後1時すぎに発動することを決めました。
国内の鉄鋼産業を守るための措置だとしていますが、各国からの反発が広がる可能性があります。
トランプ大統領は先月30日、東部ペンシルベニア州ピッツバーグの郊外にあるUSスチールの製鉄所での演説で「アメリカの鉄鋼産業を守るため25%から50%に引き上げる」と述べ、鉄鋼製品とアルミニウムに課している追加関税を今の25%から2倍の50%に引き上げると表明しました。
そして、3日、トランプ大統領は文書に署名し、アメリカ東部時間4日午前0時すぎ、日本時間の4日午後1時すぎにこの措置を発動することを決めました。
一方、関税をめぐる交渉で合意したイギリスについては今回の関税引き上げの対象から外すとしています。
鉄鋼製品とアルミニウムに対する25%の関税はことし3月12日から発動されています。
さらなる関税の上乗せでアメリカ国内では建設資材などのコストが上昇する懸念が強まっています。
また、EU=ヨーロッパ連合は「関税の引き上げは交渉による解決に向けた努力を台なしにするものだ」として対抗措置も辞さない姿勢を強調していて、今後、各国から反発が広がる可能性があります。
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NHK NEWS WEB 2025年6月4日 12時35分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250604/k10014825171000.html