農水省が2月17日に開いた政府備蓄米の放出についての説明会では、備蓄米の売り渡しについての詳細が発表された。
大きなポイントは、備蓄米の転売や投機的な取引を防止するためにコメ卸や小売店への販売を基本的に精米したコメとした点だ。
備蓄米の引き取り期限も設定され市場への早い供給も目指されることとなった。
一方、農水大臣は備蓄米放出の一連の動きの中でコメ流通が動き出したと発言した。その動向を紹介する。
エキスパートの補足・見解
政府備蓄米の説明会(買い戻し条件付売り渡しについての集荷業者向け説明会)には対面とオンラインで200名以上が参加した。 説明会では、2月14日の備蓄米放出の中身がより詳しく紹介され、備蓄米の投機的取引や転売を防止するためにコメ卸から小売りへの販売は精米が原則となった。
精米すると玄米よりも保存期間が短くなるためだ。ただし給食向けの販売は例外となった。また集荷業者が入札に参加する際には、「備蓄米を主食用途での使用すること」「1年以内にコメを返却する契約締結」
「販売先と販売数量と価格の報告をすること」についての誓約書を提出することとなった。
と発言 #専門家のまとめ
松平尚也農業ジャーナリスト
博士(農学・京都大学)、AMネット代表
2/18(火) 13:49 Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/76abb566bc2f67a372a7a278377f9b69507f143a